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笑み咲くキャリア

IT業界で育児休暇復帰後にプロジェクトに参画する難しさ

一般的に残業が多いイメージのあるIT業界で、育児休暇から復帰して働き始めて、職場や子どもに対する罪悪感とは違う難しさを感じました。その難しさとは何か。私が感じたことを書いてみます。

積極的になれなくなった、自分の中からの声

プロジェクトで自分の役割を果たすことは、どんな業種でも社会人として当然のことです。だから私はいつも、少し自分にはハードルが高いと感じられる仕事にも、積極的に手を挙げ「やります」と意思表示することをモットーにしてきました。 けれど、育児休暇から復帰し時間制約がついた途端、「その仕事、私がやります」「やらせてください」「やってみたいです」と言いづらくなってしまいました。 理由はいくつかあります。

(1)仕事量を見ると、勤務時間内に終わりそうにない (2)会議開催時刻が定時後で出席できない (3)子どもの体調不良時に休んだら「いつも居ない」と言われた

打開策として考えたのは

(1)短時間勤務の時間内に仕事が終わるよう効率を上げる。 前後工程に影響しないようスケジュールを組む。 (2)会議内容をヒアリングしたり議事を確認する。 当事者意識を持ち、資料に目を通し、質問し意見を述べる。 (3)言われたことは気にしない。割り切る。

(1)は自分の努力と工夫で実現できました。 (3)は、気持ちの切り替えが難しい時もあり悩みましたが、最終的には「言いたい人には言わせておこう」と思えるようになりました。 問題は(2)です。 いくら積極的に働きかけても、休んだ影響もあり「居ない人」として扱われ、必要な情報もだんだん回ってこなくなりました。メールも、宛先から外れることも増えてきました。 それでもあきらめずに、相手の時間を極力奪わないよう気を付けながら、状況把握に努めました。 けれど、私の中で「居ない人に仕事を頼むなんて、ありえないよなぁ」という言葉が何度も繰り返されるのです。私自身も過去に、休んだ人に対して「休まれると仕事を頼みづらいよね」と言っていたことがあるからです。この、自分から聞こえてくる声が一番、きつく、辛いものでした。

戦力外通知?

「いつも居ない人」のレッテルが貼られてしまい、出席できる会議で積極的に発言しても、議論を交わしても、予定より前倒しで資料を作っても、どことなく疎外感を感じ始めました。 独りよがりな思い込みかもしれませんが、プロジェクトメンバーであるのにそうでないような感じがしました。 現状を変えたい思いで、管理者に相談したところ、そこで言われたことは、 ・定時時間内はクライアントとの会議が多く、定時後や土日に仕事を割り当てたいのに不在だからうまくいかない ・仕事を割り当てても急に休む時に引き受け手がいなくて困る ・リーダーを頼みたいが不在時間が長いのも困る ということでした。 うすうす予想はしていたけれど、戦力外だと言われたように受け取ってしまいました。自分の存在が、まるで価値がないように感じて、悔しいのと悲しいのとで、泣きながら帰宅しました。不在時の仕事のリカバーをする方法が何かないか、考えました。

IT業界ならではの働き方から生まれる「席に居ない」問題

IT業界の働き方の一つの例ですが、クライアント会社に常駐して、クライアントの求めるシステム要件を実現するプロジェクトに関与する、という場合があります。1つのフロアに、クライアントの席もあり、自分たちの会社のメンバーの席もあるという環境です。 同じフロアで席を並べるので、何かあった時にすぐ相談でき、やりやすいというメリットがあります。 けれど、定時時間内は会議で席に居なくて、定時後に席に戻って自分の仕事を始める人が多いため、その時間帯に席に居ないと目立ちます。 クライアントから見たら、発注先のプロジェクト関係者が定時後いつも居ない、と見え、問題視されることがあります。時間制約があることを、契約時点で話し問題ないと合意していたとしても、いざ、プロジェクトが立ち上がり走り始めると、そんなことは忘れてしまうのでしょう。 「席に居る」ことだけが大事ではないのですが・・・

使えるものが、使えないジレンマ

では、席に居ない時に代わりの人に仕事を頼まずに、仕事を進められる方法はあるのでしょうか。 IT企業なので、会社としては在宅で仕事ができる環境が整っており、使うことができます。いったん帰宅して、子どもを寝かしつけた後に仕事をするというやり方も可能です。 けれど、クライアント会社に常駐して仕事をしている場合、情報漏えいやセキュリティの観点から仕事を持ち帰れません。在宅でできる仕事は、自分の会社のネットワーク上で可能な仕事だけで、クライアント会社のプロジェクトに関する仕事はできないのです 仕事を持ち帰ることを推奨しているわけではありませんが、せっかく会社として在宅で仕事ができる環境があるのに使えないジレンマ。時間制約のある働き方の人が、帰宅後に在宅で仕事のリカバーする方法があれば、たとえ戦力外通知を受けても挽回するチャンスが広がります 代わりの人に仕事を頼めるようにしておくことも、大切なことですが、罪悪感が残ったり後ろ髪をひかれる思いがするので「自分でやりきった」という達成感は満たせません。 達成感を満たすための施策を、様々な観点から考え、実現していくことも、時間制約のある働く女性の一つのサポートになるのではないかなと考えています。

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